まずはじめにオーストラリア遠征から帰国した日高と、約1年半ぶりに来日したウィル・ギブソンがコメントを出した。
日高「先日、ZERO1オーストラリアに初めて参戦しました。以前はNWAオーストラリアという団体名でやってましたが、中村代表が足しげく通ってともに育ててきた団体です。
オーストラリアには大小あわせて20団体ほどありますが、ZERO1が一番だとファンも選手も関係者も言っています。以前、来日したハートリー・ジャクソンをトップに、年度最終戦ということで過去最高の盛り上がりだったそうです。私は来日したこともあるオーシャン・ニール(日本名)と現地でシングルでやりまして、敗れたけど、ファンの皆さんにも高い評価をいただきまして、来年以降も継続参戦していきたいと。その中でもウィル・ギブソンが第3試合に出てまして、日本から戻ってから日本式トレーニングを続けてます。体もふた回りも大きくなって、筋肉のカットも出てきてます。現地の有望株としてのし上がってるところです。
日本でやってないようないいトレーニングもあったので、自分も持ち返って来ました。オーストラリアからの最初の来日選手がギブソンだったんですけど、その後も数人来ています。みんな帰ってから日本式トレーニングをやってて、そういった交流もしているので、オーストラリアとともに力を合わせて盛り上がっていければと思います。」
ギブソン「前回、初めて来日したのが日本が大変な時期だった震災直後の靖国。柿沼謙太(引退)とやったけど感謝してる。その後もオーストラリアからきた多くの選手がトレーニングをしたけど、この日本式のハードトレーニングを多くの選手が持ち帰ったことで、技術も上がりレスリングのビジネスも上がった。団体も成長することができた。風林火山では崔と組む。前回来日時は道場での最終試合の相手で、崔のことはナンバーワンだと思っているし、パートナーとして出場できるのはハッピー。ボクたちのチームは優勝できると思ってる。そしてライディーンの持つベルトを腰に巻くのはそれほど難しいことじゃない。彼の闘いの渦に入っていきたいと思う。(※ライディーンがやってきて何やら口論に発展)」
続いて先日初めての海外遠征として香港へ行った横山と橋本がその報告と、12/13から始まる「風林火山2012」に向けてコメントを出した。
横山「香港のメインでホー・ホー・ルンとやって、ジャーマン・スープレックスで負けました。負けましたが、初の海外遠征で為になりました。遠征に行く前に言っていた『マカオで勝つ』ってことは、勝つことができました。最終的には往復のフェリー代にしかならなかったです」
大地「まずはじめに訂正です。遠征前に対戦相手がバットマンと言ったんですが、ビットマンでした。ビットマンとのシングルを組まれ、あっちでは多少ヒールをやらせていただいて、ボコボコにして最後はDDTで仕留めてきました。初遠征では友達もできたし、日本ではない異国を体験できて為になったかなと。また機会があったら行きたい。仲良くなったのは香港の選手です。女性はいません。自分もマカオにも行きましたが、ギャンブルはしませんでした。マカオは見るだけで楽しかったです。香港滞在は一週間でしたが、凄い早く感じました。」
(香港での試合はどうだった?)
横山「全試合、盛り上がってました」
大地「メインにつれて盛り上がるような感じで、日本と一緒です。(現地での会見でチンピラのように振る舞っていたという情報があるが?)自分の中でのヒール像、どう演じるかと考えたら、経験上、そういう形にしかならかった。格好とかも、そういう形しか分からなくて。お手本の選手はいないです。(どんなヒールファイトを?)リング上では髪の毛引っ張ったり、顔をむしったり。急所は痛みを知ってるんでやりませんでした。(毒霧を噴射したという情報も入っているが?)…そうですね。試合だと初です。食らったことはあって、前が見えなくなったりするんで、ちょっと痛いですし、それを知ってるので、インパクトつけて流れを変えてやろうと思って」
ここで横山が風林火山で組むパートナーが見つかった、との事でリアルジャパンの間下選手を呼び込んだ。
横山「1人でも出てやると言ったのですが、素敵なパートナーが見つかったので組ませていただくことになりました。組もうと思った理由は、植田さんと小幡さんの持つインターコンチのベルトを、あとはUNの争いに自分が入り切れてないので、同世代の若い選手と組んで強くなって、UNのベルトに挑戦できるようになれればと思いまして、一緒に組むことになりました」
間下「リアルジャパンプロレスの間下です。ZERO1さんに初めて出場させていただきます。風林火山のとある記事を見て、横山選手がパートナーがいなくて『1人でも出てやる』と。とある人物から横山選手のことも聞いてましたので、自分と組んでいただけないかと、こちらからラブコールさせていただきました。(ZERO1の印象は?)中高生時代に地元・福岡の博多スターレーンでよく観戦させていただきました。よく知っているというか熱くて激しい試合をする団体だと思っています。リアルジャパンは異質かもしれないですけど、ボクが入ることで変わったスパイスが入ればと思います。(初戦からタッグ王者と激突するが、横山選手のいうようにベルトを狙うつもりがある?)そうですね。ゆくゆくは」
横山「1回戦で勝てば、挑戦権ができるわけですよね?」
間下「一緒に練習もしたことないですけど、それが逆にいい感じになればと思います。
さっきちょっと話をして、作戦会議の場所だけは決まってる。綿密な作戦を立てて、チャンピオンをしっかり攻略出来るようにしたい。(佐山サトル総監から言葉は?)リアルジャパンはストロングスタイルを標榜していて、自分は派手な動きはできないですけど、気持ちだけは全面にぶつけていきたい。全力でいきたいと思います。(熱烈なAKBファンとして、倉持明日香さんが横山選手推しということに嫉妬は?)さっきのとある人物とは倉持さんです。そのきっかけもあって今回のことになりました。嫉妬は物凄いあります。嫉妬でここまでたどり着いたんじゃないかなってくらいです」
横山「さっきとある場所で作戦会議と言いましたが、それはAKBカフェです」
同じく風林火山にエントリーしている橋本大地はパートナーの発表を先延ばしにした。
大地「風林火山の枠もあけておいてもらっており、パートナーにはだいぶ前から声をかけてあります。ただ! そのパートナーの発表はまだしないでおきます。なぜ? 他の選手の方が発表していて、ボク1人、相手を発表してない状態。最後の最後でボクが対戦相手をバーンと発表したい。他団体の大物? ウチではないです。ボクと前に接触した人間です。11日くらいまでくれば発表してもいいかな。ボクの中では当日、入場曲で発表って考えていたんですけど。これはボクの独断のタメです。一撃必殺の技を持つこの選手と、近いものを持ってる自分が組めば、初戦の大谷&高岩組を打ち倒すことができると思います。そういう選手です」
また来年1月4日新日本東京ドーム大会への出場が発表されたことにたいして、
大地「会見前に自分の気持ちだけは伝えてきてたんですが、香港に行って日にちの感覚もなくなってた頃、インターネットで見て『今日ドームの会見があったんだ』って。その会見場には橋本大地が(等身大パネルで)いたんですけどね。自分の気持ちを伝えてはあったんで、コメント通りですね。
父が何回も出てるし、ボク自身も客席で何回も見ているし、思い入れはあるところです。対戦相手が天山さんと小島さん。これもコメントで言った通り、小さい頃から可愛がっていただいてたんで。。お世話になった人たちですが、胸を借りるようなことはなしにして、全力でぶつかっていきたい。以前、シングルで天山選手とやったことはあるので、その時のボクとはだいぶ違ってると思いますし、もう200試合超えてるんで。ナメてかかってきたら、ボクが最後討ち取ります。そういう気持ちです。
(小島は父親の七光りで上がるのか、それとも実力かといった趣旨の発言をしたが?)
失礼な言い方すると、ボクがどれだけ成長しているか知らないんですよ。この間の海外遠征でも学んだことがある。
(
武藤との初タッグに向けて?)
初めてですけど、あの人も結構、不思議な方ですし、試合に関して作戦会議をするわけでも連絡をするわけでもないと思います。ボクがやろうとしたことに合わせてくれたり、ボクが合わせにいったりとできると思います。同じ技もあるので、そこでカバーできると思いますし、武藤さんとシングルでやってから時間も経ってますし、あの時よりは強くなった自分で、武藤さんが隣にいて安心できるようなボクになってるはず。あれから月日が経っていて、これまでのことは自信になってる。おそらくノープランでも試合はできると思います。
(ドームの長い花道を歩く気持ちは?)
それが想像できない。ドーム大会は何回も実際に見てるけど、自分が歩く姿は想像できないです。確か、東京ドームに行った一番新しい記憶、全日本と新日本で…蝶野さんと武藤さんが、あの時も天山さんと小島さんと当たった。その時もありましたよね? 2007年の東京ドーム? それ覚えてる。直近でみた最近のドームはそれですね。
(天コジから受け継ぎたい技はある?)
正直ここまで来ちゃうと人の技をもらうってのは考えてないです。理由の一つは、ボク自身が技を使いこなしていないのもある。
(天山は『まだ新日マットは早い』と発言したが?)
正直、正直な話、ボクもそう思います。それはボクの力ではなく、父親が残してくれたものです。それに甘えて出る形です。でもリング上はボク自身の力なので、それをみせて、試合は自分だけの力で討ち取る。それだけです。
(週プロの表紙にある爆勝宣言を鳴らすか?)
爆勝宣言は鳴らそうと思わない。タッグですし、武藤さんの曲で入場しようと思います。武藤さんは大先輩ですし。鳴らすのはボクが3カウントを取って鳴らしたい」