大地「この前の後楽園で天山さんとのシングルが正式決定したわけなんですけど、僕の父親が生きてたときからよく家に遊びにというか、来てくださってた選手の中のひとりなんで、思い出がっていうか、何が印象に残ってるかと言われれば言えないことの方が多いんですが、そういうことを抜きにすれば、現役新日本に所属してる選手と試合するのが初めてなので、誰がこようと気を抜くわけではないんですが、そういう父親の時からの戦友じゃないですけど、新日本に所属してるということもそうですけど、そういう面でやっぱ父親のことを知ってる選手の中のひとりということで、なおさら気が抜けないなと。
いくら天山選手といえども僕のヤル気というか、今までずっと初勝利がないまま、自力での勝利がないままここまできてしまったんですが、実際この先イベント試合とかいろいろ組まれてますが、イベント試合が決まってるだけでカードが決まってないわけで、いまのところカードが決まっているのは靖国での天山さんとの試合だけ。
しかもシングルということで、僕が初勝利できるのはここしかないかなと。
久しぶりの僕の中のシングルなので、負ける気はサラサラない。
僕の初勝利の選手、相手となってもらおうかなと思ってます」
――印象は?
凄く思うことは若干のスタイルが(今と)違うかなと。
ちょっと言葉には表しづらいんですが。
あとはなんだろう、失礼な言い方ですけど、現役で絶好調だなと思います。そういう選手を倒してこその初勝利だなと思います。
――現役の新日本所属の選手と初の試合となりますが、団体対抗戦と言う意味もあるが。
気にはしなかったですけど、そういうことにもなるわけですよね。
新日本の選手と、僕はゼロワンに所属してるわけなんですが、こういった対抗戦、みたいになるんであれば負けられないっていうのが第一なんですが、僕の中では対他団体というよりは、感覚的には蝶野さんや武藤さんとやった時に似ている。
ちょっと不思議な感覚ですね。
でも絶対に勝ちに行くという気持ちだけは持ち続けてるんで。
――初めて聞いたときはどんな気持ち?
大地「こういう言い方は自分でも気に食わないんですけど、いろんな方々とやらせていただいた中で、こういうふうに順番順番で、昔の選手の人と、その全盛期を盛り上げてきた選手と絶対にやるんだろうなっていうのが勝手にできてしまっていて、次来たかって思いました。
僕の中でいいのか悪いのか楽しみになってきてる部分もある。
こういう言い方もあまりしたくないんですが、他の選手の方じゃできないような経験が僕の中でできてるんで、楽しみになってる自分がいます。