若手の横山佳和に「大谷を呼んでこい」と詰め寄り、張り手や蹴りを入れる暴挙。
リング周りの騒がしさに沖田リングアナが慌てて止めに入る。「オレは大谷に話があるんだ。早く呼べ」。
沖田リングアナは大谷に電話をするが留守電で出ず。
折原「今日は話しにきたんだ。なんだ、この前のは。サラッとスカしてんじゃねえよ。テメエんとこの代表、なんだよ、しけたツラして首かしげて。
違うんじゃないんかい。そういうことじゃないんだよ。大谷本人がいなかったら話にならないだろ」
日高「日をあらためて大谷社長と一席設けますんで』と日高も止めに入るが、おさまらない折原は沖田リングアナにも蹴りを入れる。
そしてイスに座り込んで話し始めた。
折原「ちょうどいいよ。記者もいるし。このままだとただのチンピラだよ。
説明してやるから。おい沖田、オマエもよく聞いとけよ。
オレは今日、ここの代表、大谷に話があってきたんだよ。さっきも言ったけど、サラッとスカしてんじゃねえよ、テメエ。
ゼロワンの代表? まあ代表は大変だと思うよ、経営とかな、いろいろ。ふざけんな、バカヤロー。
テメエ忘れたんか? 昔、そんなヤツじゃなかったぜ、アイツは。
やったらやり返す、いまは技の攻防とかいろいろあるけど、そんな時代じゃねえよ。
一発やったら二発、二発きたら三発、そんなんでオレたちやってきたんだよ。
そういう気持ちが消えてるじゃねえか、大谷。どういうことなんだよ。テメエどのツラさげて、あんなスラッとした言葉が言えるんだよ。
大谷、オマエはここの代表かもしれねえ。でも折原昌夫は相変わらずだからな。
ずっと一人で生きてんだ。オレの気がおさまらねえよ。
どうしてくれるんだ。今日は大谷と話したくて来たんだよ。呼べねえんだろ? どうするんだ、沖田」
沖田「今日の報告は当然します」
折原「テメエんとこが報告しなくても、こちらさん(記者たち)が報告してくれるだろ。どうしてくれるんだよ! テメエんとこ、ブッ潰してやったっていいんだよ!」
日高「折さん、僕が責任を持って大谷と一席設けますから。大谷を責任もってつれてきます」
折原「オマエも偉くなったな。言っとけよ。おい沖田、よく言っとけよ。大谷に。ガッチリかかってこいって。何もなかったらオレが乗り込んでくからな」
(折原去る)
日高「大丈夫? オッキー。約束してたの? 大谷さんと話がしたいんでしょ。
僕もよく状況をつかめてないんですけど、折さんは昔同じチームで闘ってた先輩でもあるんでね。
まあもともと気性の荒い方ですけど、最後のほうはちょっとね…。僕にもああやって向かってくるような態度だったんでね。
僕から今日の一件は大谷さんにお話をして、一席設けるようにします。」