約2ヶ月の休養を余儀なくされた。
本日行われた、2つの記者会見から
新日本会見

菅林社長「詳しい状況は後ほど橋本選手、大谷社長からご説明いただきますが、
火曜日にZERO1さんの方から橋本大地選手がケガをしたという報告を受けました。
その時点ではまだ病院に行く前で『左腕を負傷してしまったが、本人は絶対に試合をすると言っている』とのことでした。
昨日(医師の診察を受け)骨折していたということでしたが、橋本選手は『試合をします』と言っていた。
それでもレントゲンを見たら完全に折れておりまして、ドクターならびに新日本のトレーナー陣からも絶対に試合はNGとのことでした。
本日、大会を主催する新日本プロレスとして、橋本選手の『絶対に試合をしたい』との気持ちは大変ありがたいのですが、
大谷社長とも協議をして決めましたことです。
ファンの方、橋本選手自身が一番悔しいと思いますが、橋本選手の欠場を発表いたします。また対戦カードは大谷社長自身から『自分が出る』という熱い思いをいただきましたので、天山広吉&小島聡VS武藤敬司&大谷晋二郎となります。
ご了承ください」

大地「まず最初にお詫び申し上げます。
すみません、申し訳ございませんでした。
24日の試合で……ケガをしてしまい、その時にはもう折れていたとは思うんですが、
昨日の夜、急に腫れが出て、ちょっとしたことから激痛が走りまして、夜中に救急で行かせていただきました。
その時にレントゲンを撮って腕の2本ある骨のうちの太い方が折れていると……医師から伝えられました。
ウチの1月1日と、新日本さんのドームを控えていたので、どうしても自分自身、試合には出たかったので、
『先生の方にこういう仕事をしているのですが、試合はできないですか?』と聞いたんですが、
医師からは『こんな状態でやったら、この先どうなるか分からないよ』とドクターストップがかかってしまいました。
ボク自身本当に…ウチの1月1日、1月4日、まだ出る気ではいます。
ギプスをしてでも何してでも、正直、出ようと思ってました。
今でも本当に出たいんですけどすみませんでした。本当に申し訳ないです」

大谷「このたびは新日本さま、橋本大地が新日本で闘う姿を楽しみにしていたファンの皆さまに深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
今、大地も言っていました通り、本当に今日も昨日も、会見前の控室でも『何とかボクが出ることはできないでしょうか?』と強くボクにも言ってきたのですが、ここはもうハッキリ言います。
ボクが出しません。
そして出さないと同時に、近い将来必ず、今の大地よりさらにパワーアップした強い橋本大地で新日本プロレスさんのリングに上がらせていただくことをお約束させていただきたいと思います。
そして1月4日の東京ドーム、大地が欠場になって、やはりボクの中でも誰を大地の代わりに出せばいいのかと考えた挙句、偉そうかと思いますが、
どうしてもボクしか浮かばない。
ボクの判断で新日本プロレスさんに大地の代わり、代役としてでいいので出場させてくれとお願いさせていただき、今回の決定になりました。
全力で、イッテンヨンのドームのリングで思い切りプロレスをしたいと思います。
元気いっぱいの試合をして、新日本プロレスのドーム大会で思い切り“ZERO1”をしたいと思います。
(全治は?)ドクターからは全治2カ月と言われています。でも若いのもありますし、これは想像でしかないのですが、普通の人よりかは早い回復が見込めるのではないかという。
診断は全治2カ月です」
大地「(骨折部位は?)口で言うのは難しいのですが、この部分(手首からヒジの間)です。
(ケガをした時の状況は?)試合中は常に痛みはありましたけど、折れてると思ってなかったのでボクは続行して普通にやりました。
その後、2日ほどは折れてると思ってなかったですし、昨日はじめて腫れと痛みがあったので病院にいったら折れてたという感じです。
おそらくヒザ蹴りが(入った)。痛かったのはあったけど、ボクはそんなに折れてるとは思ってなかった。
痛いけど、だから何だって感じで。折れてるとも思ってないですし、そこまでのものでもなかった。
骨折も生まれて初めての経験です。
今までケガで欠場したことはありません。
(ドーム大会への思い入れが強かったのでは?)
武藤さんにも申し訳ない気持ちでいっぱい。
2年目のボクをマッチメークに入れていただいたのに新日本さんにも申し訳ないですし。
今回ケガということでドクターストップがかかってしまったので、ボクの体の作りだったりが劣っていたかなと思います。
そういう面に関してはもっと練習したり、もっと体を作らないといけなかったなと思います。
でもそんなこと言っても仕方ないので、ケガを1日でも早く治して、今まで以上の肉体を作っていって、必ずこの新日本さんのリングに立てるようになりたいです」
大谷「(大地の思いを背負って闘う?)ボクは客観的に考えても今、橋本大地が新日本のリングに上がる姿を見たかったのが正直な気持ちです。
今、欠場が決まってしまったからには前を向いて、次に上がる時にはパワーアップした橋本大地をお約束することしかできない。
今回のイッテンヨンに関して言えば、当然、新日本プロレスさんが何を大地に求めていたか、この試合に何を求めているか、ボクなりに理解しているつもりです。
橋本大地の思いと同時に橋本真也の思いを背負って闘わないといけないのかな、というより、闘いたい。
ボクなりにこの試合の意味を理解しているつもりです。皆さんの期待に応える試合をという気持ちで上がりたい。数年前にゼロワンでも一度、上がってるんですけど。
間違ってたらごめんなさい。(カードについて?)本当に思い切りぶつかれる相手ですね。
武藤さんに関しては、代役が決定してから武藤さんと話をさせていただいてないので何とも言えないのですが、人づてでは『了解』と言われたので不安はない。
大先輩であり、尊敬する方です。
(武藤とのタッグ結成は?)2001年、イッテンヨンで武藤さんと海外から帰ってきた時以来じゃないでしょうか、ドームで組むのは。もう10年以上前の話になります」
また、大谷は「お客さんに顔を出さないのは失礼だと思います」と語り、新日本と協議のうえ、大地をドーム大会に来場させる意向を示した。
この会見前に1月1日後楽園での『謹賀新年』対戦カードの変更も発表された。
変更前
橋本大地vs曙
変更後
ジェイソン・ニュー&ジョ・キョンホvs曙
▼ZERO1囲み会見
大地「改めて申し訳ございませんでした。1月1日、元旦…曙選手とシングルマッチだったんですけど、ケガでドクターストップとなってしまい、こういう形になってしまいました。
いつも寮で一緒にいる彼らがそういうふうに言ってくれたことが、ボク自身すごく嬉しくて。
ボクが…できない分、彼らが必ず何かを見せてくれると信じてますので、ボクは彼らのことをサポートしたい。
(復帰のメドは?)医師の方からは2カ月と言われてますが、ボクはもっと早く治そうと思ってます」
大谷「復帰に関しては大地の判断だけではなく、ボクたち周りが見て判断します。本人は一日も早くでしょうけども、ボクたち周りの判断も入れて決めたいと思います」
大地「右手と両足が生きてるので、できることをやりたい。
それに動けない分、消費するものもないので、その間、体を大きくすることに専念してみようかと思います。
今までは試合・試合で頭いっぱいでしたけど、逆に時間が空いたと考えたい」