大仁田「(左腕の火傷で)2月中の復帰はあり得ないもので、3月6日のZERO1後楽園大会において、カードが発表されてるかどうかはわかりませんが、その日にバレンタインにチョコレートをくれた曙選手に共闘してもらいたい。大仁田&曙の初タッグを3月6日に決定したいと思います。ホワイトデーは3月6日にいたします。これ(チョコ)はある種のラブコールと受けとめましたので。
(曙戦を)振り返って仕掛けられたように一発目の電流爆破は応えましてねぇ。」
──その火傷は一発目で?
大仁田「はい。一発目で皮がめくれて。すごい衝撃だったね。3月6日にもし大仁田&曙が実現すれば評価してくれるだろうし。ZERO1以外の団体にも殴りこんでいきたいと思います。チケットを売りたい団体はどうぞ使ってください(笑)。」
──曙は爆破マッチ1勝1敗の決着戦をつけたいようだが、タッグを組みたい?
大仁田「ボクらはべつに共闘することも、電流爆破に関しても一対一でイーブンですから。いつやるかは…。もしよかったら曙選手がその時までプロレスやってたら、ボクの60の時の還暦電流爆破で最後の決着戦やるかもしれないし。焦って早急にやらなくても。また、今年もう一回北海道、青森、あのへんの候補地でやるっていうのも。8月31日、横浜文体で電流爆破も決定してるんで。横浜でやってもいいし。ただ、いまはなんとなく組みたい。」
──曙と組んでの電流爆破マッチも?
大仁田「それもあり得る。曙選手はあの体自体がヒール。それにヒールの俺が加わればダブルヒールになるわけだから。でもあの体はトリプルヒールみたいなもんだから。トリプルと俺でフォーカードのヒールになるわけだから。一回は見てみたいと思いませんか?」
──共闘が実現したらターゲットは?
大仁田「どっかのタッグのベルトじゃないですか。タッグのベルトっていろんなところに存在するから。新日本にも存在するし、全日本にも存在するし、NOAHにも存在する。身内の喧嘩ばっかりやっててもおもしろくないじゃないですか。外に出していかないと価値も上がらないだろうし。邪道と思ってるからベルトはいらないけど、(プロレス界の)基準がベルトみたいだから。」
──ZERO1で曙は関本とタッグチャンピオンだが?
大仁田「べつにZERO1でとっても身内の闘いみたいになっちゃうから。どうせならそれ以外で取りたいですね。ZERO112周年のお祝いも兼ねて、ホワイトデー曙&大仁田タッグ決定ということで。今日、事務所を通じてあっちのオフィスに通達します。」
──これまでの曙は大仁田側の決定を反発してきたが?
大仁田「いつも「勝手に勝手に」って言うけどさ、勝手にやるのが俺だから(笑)。それに付き合ってくれてるのが横綱であり、曙選手。なんだかんだ文句言うんだけど付き合ってくれてるからさ。文句多いんだよ、アイツ。ハワイ人って小言多いの? よくわかんないけど。
(曙から届いたチョコを開封しながら)すごいよ、さすがハワイ人。ちょっと違うよ! ハワイって感じがします。
(開封すると)大仁田 ああ、大したことないな。
(チョコをマスコミに配って)食った時点で同罪だからな(笑)。
──火傷については?
大仁田「当日は大丈夫だと思ったんですよ。抗生剤ももらったし。でもそれから数日たって、膿みがバーって出て。抗生剤の点滴打ってもらって、やっと膿みが引いたんです。ただ火傷って厄介で。傷より厄介で。」
──2月14日に診断を受けてるが、それまでは大丈夫だった?
大仁田「大丈夫だと思ったんだよ。だけどそのあたりから膿みがバーって出てきたから、ヤバイと思って。腕が腐ると思って病院行って、点滴打ってもらって。最初はあまく見てたら、やっぱり曙の怨念というか。だから裏返しみたいなもんで。(前回の爆破のあとは)あっちが倒れたじゃないですか。まさかこういうふうな…勝利者のほうが意外と負傷する。プロレスってそうじゃない。勝者が手を上げるけど、電流爆破に関しては勝者が勝者じゃないという。」
──もし御堂筋ダイブを決行してたら?
大仁田「ああ、死んでた(苦笑)。府警に救われましたね。大阪府警もいちいち電話してきてくれて。まさか電話してくるとは思わない、プロレスファンが大阪府警にいるんだな。」