本日、ZERO1道場にて記者会見が行われ、昨日、師である大谷晋二郎と初の一騎打ちを行った、橋本大地が試合を振り返った。
同席した大谷も初の直接対決とあって、「後悔はしていない」と、熱く語った。
また、お互いの思いを述べた後、4月から始まるプロレスリングNOAHの「グローバル・タッグリーグ」についても言及した。
大谷 コメント
「靖国神社奉納プロレス、皆様のお力添えを頂いて大成功で終る事ができました。
本当にありがとうございます。
メインイベントで大地と戦ったんですが、デビューして一年たった段階で一騎打ちと。
本当に初対決でタッグでも一度もあったったことがないです。
大地が一年で100試合以上した試合のなかで三分の二くらい僕が同じコーナーに立っていました。
彼が他団体でもビッグネームと言われる人たちと戦って来て、橋本真也さんにゆかりのある人、そうでなくても選んで大地の対戦相手として戦わせてたんですが、理由は分からないけど、僕は大地と戦っちゃあいけないなと僕の中で思っていました。
大地と戦う日はいつか来るから、その時はどっちが勝つか負けるか、と言った状況のなかでやりたいなと思っていたんですが、先日の後楽園で佐々木健介と戦って、一年間戦い抜いた事に対して僕は(大地と)「やってやろうと」じゃなくて、「やりたいと」思い、実現したカードなんです。
戦い終わって対戦した事に僕は後悔はしてないです。一つ大地に注文付けるとしたら、
大地が「もう一度戦って下さい」と言いましたよね、まだまだ一年しか経ってない小僧が何言ってるんだと!
「何度でもやらしてください!」だろうと、僕は何度でも受けて立つぞと思っていますから。」
大地 コメント
「ゼロワンの橋本大地です。
この前、健介さんとやらさせて頂いた後で、大谷さんに「次はオレとだぞ」と。
僕はまだまだ先の話だろと思っていたのですが、すぐに気持ちを切り替えて昨日の靖国に向けて、いままで習った事をすべて出そうと練習してきました。
昨日大谷さんとやらせて頂いたんですが、僕の技、技術を全部受けて、それでも叶わなくて、大谷さんの強さを改めて知りました。
試合の最後に「もう一度やらせて下さい」と言ったんですが、大谷さんに勝ちたいという気持ちがすごくあったので言わせてもらいました。
もっともっと練習、試合をして強くなりたいとおもいます。」
―ノアのタッグリーグ参戦について
「僕の中で、副社長丸藤そしてプロレスラー丸藤として、その二人に対して昨日会場に足を運んでいた事に敬意を表さななという気持ちになりました。
彼は男で来ました。だったら男で返さなきゃなと。
正直僕は、あの時点でも(パートナーを)決めかねていました。
横綱にしろ、田中にしろ、横山にしろみんがやる気になっている。
でも、戦い終わって3人がアピールしてる中で倒れこんでる大地を見てコイツといこうと、そう決めました。
「なぜ大地をを選んだか?」
おそらくみなさんわかっていると思います。みなさんのここ(心)にある物ですよ。
みなさんが何かを大地に期待してるわけでしょ。
大地を選んだ理由はみなさんが胸の中にある物と一緒です。
あえて大地に言っておかなくてはいけないのは、僕たちはノアに参戦するのは、『いい試合』とか『胸を借りに行く』とかじゃなく、俺たちは乗り込み行くんだぞ!と。
ある意味ノアを乗っ取りに行くんだ、勝ちに行くんだと、多分大地もわかってると思います。
僕もスイッチ入ってます、ノアには戦いたい相手いっぱいいるから。
おもいっきりノアのリングでプロレスをやりたいと思います。」(大谷)
「昨日その話をうつろうつろの中聞いていて、試合後にも大谷さんに勝ちにいくぞと言われていたので、気持ちを切り替え勝ちにいこうと思います。
ゼロワンの旗揚げ戦の時、ノアとの対抗戦でゼロワンが全滅だったので、今回は大谷さんと乗り込んでいき(ノアを)全滅させたいと思います。
もう大谷さんの足手まといではなく、自分で勝利を取りに行くのでよろしくお願いします。」(大地)
―ノアの印象は?
「僕が小さい時、旗揚げの頃のイメージが強いので、ゼロワンを全滅させたというイメージです。」(大地)
―今までは個人の戦いでしたが、今回はゼロワンの看板を背負っての戦いになりますが?
「ゼロワンの旗揚げがノアとの対抗戦だったので、その時の気持ちで僕は僕なりにノアに勝ちに行きたいです。」(大地)
―ノアの試合は見たことありますか?
「この前見たのはKENTAさん対(中嶋)勝彦さんの試合です。」(大地)
―今回のリーグ戦で戦いたい選手はいますか?
「ノアの団体の顔という選手がたくさん出ているので、その人たちに大谷さんと僕で勝ちにいきたいです。」(大地)
―当時の対抗戦の結果について、悔しい思いは?
「ゼロワンがやり返すと信じていたので、悔しいという思いは無いです。」(大地)
―他団体のシリーズ参戦は初めてになりますが、気持ちは?
「全力でやるだけです!」(大地)
―当時は三沢さんも橋本さんもいましたが、今回ノアに乗り込む気持ちは?
「今、大地の話を聞いて、対抗戦で負けた思いを彼が背負っているとは正直思っていませんでした。
当時10歳にも満たない少年がプロレスラーになって、父の思いを背負って、こういう言い方合ってるか分からないけど
『復讐しにいく!』
いいんじゃないですか。今だから言えるのかもしれないけど、全滅させられた思いをいまだに持っているのは10歳の頃からプロレスラーになる運命だったのかも。
僕はそういう気がします。
大地に『ノアを打ち負かす!』という気持ちがあるんだなと聞いて改めて実感できました。
そんな思いを背負った男たちがノアが全力で行おうとしているタッグリーグ戦、僕らが優勝したら痛快だと思いませんか?
そんな光景を実現させたいなと思っています。
舐めてるわけじゃないですが『いけるぞ大地』という思いがあるのは事実です。
もう待ちきれないです。」
―マイバッハ谷口という選手は知ってますか?
「存じ上げないです。」
―今のノアの印象は?
「今も昔も変わらず、プロレスに一生懸命な団体だなと。
みなさん、ご存じないかも知れませんが、僕はプロレス好きなんですよ。
そういう思いを持ってる人がいっぱいいる団体というイメージ。
当時タイトルマッチをした秋山選手、彰俊選手、僕は二人に対して思い入れ強いですし。
昨日久しぶりに顔を合わせた丸藤選手。そして森嶋選手。
ワクワクしますよ僕。
思いっきりプロレスをぶつかり合える選手がいっぱいいる。
さらに高山善廣、佐々木健介もいる。
そんなおいしい舞台出ないわけには行かないでしょ。
ノアのリングでプロレスをしたいと思います。」
マイバッハ(谷口)を、「存じ上げません」(大地)と、言うあたり、既に大物ぶりを発揮。
ただし、これほどまでに、純粋なニューウェーブレスラーもめずらしく、大地にノアの印象は、ほとんど無い。
ならば、『業界一、ハードなプロレス』と言われるZERO1魂がノアの選手に通用するのか、大地は実践するしかない!!
「めざせ!全勝制圧!!」大地に込められたZERO1の期待は大きい!!